サクランボ果樹園のソバの菌根イソギク。
日本列島で最後に咲く蜜源植物が菌根イソギクである。
10月下旬から12月下旬まで・・・ミツバチが通う。(積雪するまで)
翌年、サクランボに・・・ブンブン・・・ミツバチが受粉を助ける。
自然農法の果樹栽培では、
こういう自然受粉を行うこと。
菌根イソギクは奇跡の蜜源植物である。
サクランボの地面に舞い落ちた枯れ落ち葉。
リグニン、セルロースは高分子炭水化物。
これを分解できる菌は木材腐朽菌のみである。
この枯れ落ち葉が毎年継続して地面に堆積する。
果樹園の冬型雑草を抑えるには、
山から枯れ落ち葉を集めてきて、厚く撒くのが理想で、
そうすると、地面に赤色の太陽光が当たらないので、
草の種子は発芽できない。
こういう状態に出来れば・・・炭素循環は完成する。
宇井 清太は、現在はラン作りであるが、
昭和30年代にはリンゴも、サクランボも100アール作った。
だから、ランの温室の周りは、サクランボの海である。
山形県のサクランボ発祥の原木が、この温室の土地にあった。
リンゴの旭の原木もあった・・・。
日本の果樹産業をサポートする
奇跡の蜜源植物 菌根イソギク
ランの無胚乳種子が木材腐朽菌の菌糸が供給する糖で発芽。
このようにランの種子が発芽することが・・・
本当の自然である。
自然農法、自然栽培の畑で、
ランを作れるか・・・否か。
作れないようであれば・・・本当の自然が構築されていない、
偽自然である。
著作権所有者 宇井 清太
著作権に関わる全てのこういを禁じます
ネットで「炭素循環栽培法」を検索すると・・・別な理論の「炭素循環栽培法」がある。
宇井 清太の講座、理論は・・・「木材腐朽菌による炭素循環栽培法」である。
混同しないで下さい。「木材腐朽菌」・・・というところが世界初の発明、発見で、
別な菌を使った場合は、本当「炭素循環」ではない。他の菌ではリグニン、セルロースを分解できないからである。
どなたか宇井 清太の炭素循環栽培法で
リンゴ栽培する人・・・おりませんか・・・。・
苗木の時から・・・枯れ落ち葉と木材腐朽菌とで栽培すれば・・・
出来る可能性がある。
農業は養分を収奪するから・・・最低量の養分補給は必要である。
だから・・・無肥料とは言わないで・・・・油粕を与える!
木材腐朽菌のエサとして・・・。
こういう油粕の使い方を「肥料」とは言わない。
菌根菌繁殖させるための菌の「エサ」である。
菌糸を大繁殖させると・・・・菌糸の成分には多量の蛋白質を含むから、
多量に窒素が含有する。
それと、雨水に含有する「尿素」の窒素で・・・相当窒素補給を少なくさせることが
可能である。
(空中で雷・・・静電気が放電すると、空中窒素が尿素に固定される)
リン酸、カリは・・・油粕に含有する量と、木材腐朽菌が地中から集め、
根に供給するから・・・施与する必要はない。
(山の植物がリン酸、カリ欠乏が起きないのは木材腐朽菌の菌糸と
共生しているからである。
これまで、農業では、山の地表には木材腐朽菌を頂点とした微生物の
ネットワークが構築されていることを見落としてきた)
地中微生物ではなく・・・・地表微生物である)
木材腐朽菌菌根菌。
これを・・・見落としてきた。
地球上でもっとも進化した植物「ラン科植物」を・・・・
有機農法、自然農法でも栽培できないのは、このためである。
欠陥のない農法であれば・・・ラン科植物も作れるはずである。
作れないということは・・・どこかに重大な勘違い、欠陥があるからである。
作物というのは・・・ラン科植物から見ると・・・単純な生態系で
生存できる植物である。
別な例を上げると・・・・
韓国で農業のひとつである「朝鮮人参」を自然農法では
作れない。自然栽培では作れない・・・。
宇井 清太の炭素循環栽培法では・・・朝鮮人参が「作れる」。
必要な資材
枯れ落ち葉。
木材腐朽菌(ペレポスト 2号ゴールド)
油粕 (発酵油粕は厳禁)木材腐朽菌のエサとして与える。
この養分で木材腐朽菌は急速に難色する。
尿素 木材腐朽菌は尿素大好き。1000倍に水に薄め枯れ葉に与える
地表は木材腐朽菌が勝ち組菌となり、病害菌は生息できない。
農薬〈少し)
受粉用の日本蜜蜂のための蜜源植物「菌根イソギク」苗
リンゴ栽培の場合。
草が発芽できないように「枯れ落ち葉」を厚くマルチ。
(赤色光発芽が出来ないように、地面に光が当たらないように)
無農薬に「こだわらない。
産地のエリアには・・・病害菌の胞子がうようよ。
地球の陸上のほとんどの植物は
「枯れ落ち葉」の中に自生する。
この木材腐朽菌(ラン菌)による炭素循環栽培法は、
ラン科植物のみならず、農業の「作物」の栽培法のみではなく、地球の陸上に生息している植物の共通点、
即ち「植物は光合成によるエネルギーのみで」生き続けてる」という定説が本当に科学的に正しいのか。
若し、そうでない場合は・・・どこから植物はエネルギーを調達してきたのかというものである。
現在、農業で栽培されている「作物」は、全て野生の「原種」から改良された「植物」である。
果樹、野菜・・・でも、その遺伝子には原種時代のDNAが存在する。
この視点から、「自然農法」を考察すると、多くの「欠落」したものが見えてくる。
この欠落したものがあるから・・・普遍な説明が出来ない場面が出てくる。
これをカバーするために「宗教的」な説明手法が使用される場面が出てくる。
植物に関することは「科学的」に説明できるもので、しかも、他の場所でも同じような実証が無ければならない。
更に、特定の植物、作物のみではなく、多くの植物で実証されなければならない。
なぜなら、地球の陸上で、1種類の植物のみ生息し維持持続しているということはないからである。
つまり、同じエリアに多様な植物が生息している。
そこには多様な植物が生きられる「生態系」が構築されている。
地球の陸上で最も多くの種があるのは「キク科」。次に多いのは「ラン科植物」。
中でもラン科植物は植物が自生しているエリアのほとんどのエリアに26000種が生息している。
植物の中で最も進化したものであり、生態系の究極の中で生き続けている。
例えば、キュウリ。
キュウリの原産地はインド北部のシッキム。
このシッキムは「ラン科植物の宝庫」である。
キュウリの原種が生えている近くに・・・地生ランも生えている。
つまり、キュウリもランも、林床の同じ生態系に中で生き続けてきたということである。
このことは、キュウリを研究するより、もっとも進化したラン科植物を研究すれば、
キュウリの全貌が見えるということである。
地上の環境条件は・・・目に見えるから・・・光、温度、湿度、年間降水量などすぐに解る。
問題は地表、地中の微生物の生態系である。
自然農法が・・・最後のところで・・・説明できないのは・・・この場面である。
ラン科植物は26000種すべてが菌根植物である。
宇井 清太の実証栽培で、ランに菌根菌は「木材腐朽菌」であることが解った。
この木材腐朽菌は地表の枯れ落ち葉、植物死骸のリグニン、セルロースを分解できる菌である。
他の菌では、これを分解できない。
地球の陸上の植物が生えてい場所には、必ず枯れ葉、植物死骸が生まれる。
これを分解するのが木材腐朽菌。
だから、地球の地表は、木材腐朽菌が支配する。
そして、土壌は木材腐朽菌を頂点にして微生物群がネットワークを築いている。
自然農法には、この木材腐朽菌を主役にしたネットワークが欠落している。
自然農法で栽培される作物は、ほとんど「光合成独立栄養植物」から改良されている。
つまり、作物は光合成でつくられる澱粉(エネルギー)で生きている。
その上に構築されている農法である。
本当に一つの調達ルートのエネルギーのみで、作物は生きているのか????
植物進化3億年の歴史で、こんなに単純なエネルギー調達で生き続けてきたのか??
ラン科植物の種子は澱粉・・・胚乳を持たない「無胚乳種子」である。
これが発芽する!
何処から・・・エネルギーを調達して発芽するのか??・
このことが、長い間植物界の謎であった。
この謎が宇井 清太によって解明された。
木材腐朽菌が高分子の炭水化物であるリグニン、セルロースを分解すると低分子の「糖」が生まれる。
この糖を木材腐朽菌の菌糸が根に供給していたのである。
自然は植物、作物に優しくはない!
十分な光合成が出来ない日が多くある。
不足する澱粉を・・・木材腐朽菌が補完していたのである。
そういうことで、キュウリはラン科植物と同じ木材腐朽菌の菌糸と共生して生き続けてきた。
こういう関係は、他のほとんどの作物で見られる。
果樹のほとんどは、このシステムの中で生き続けた原種から改良されている。
有機農法、自然農法で窒素源とされるマメ科植物の生息地は、キク科、ラン科ほど広域ではない。
更に、自然界では、緑の葉が「落葉」して、土と混和することはない。
「緑肥」というのは自然界ではありえない。
あくまでも、地球の地表に・・・枯れ落ち葉、植物死骸が堆積する。
この酸素多い場所に棲む菌は「好気性菌」である「木材腐朽菌」である。
発酵、腐敗するとき「熱」を発生させる嫌気性菌ではない。
例えばEM菌。
醸熱を出す。
若し、地表の枯れ落ち葉があるところで「熱」があれば・・・
地表の植物の「種子」は・・・死ぬことになる。
雑木林を散歩しても・・・臭くはない。熱も感じられないのは・・・
木材腐朽菌というのは熱を発生させないで・・・リグニン、セルロースを分解する。
この状態を「朽ちらす」という。
この炭素分解を「静かな燃焼」と呼ぶ。
この静かな燃焼のエネルギーを・・・植物は第二エネルギーとして、
木材腐朽菌と共生することで利用している。
このことが、ラン科植物の無胚乳種子の発芽実証で証明されたのである。
これまで、誰もラン科植物の無胚乳種子を光合成に実験材料として使用してこなかったから、
植物に第2の炭素の調達ルートが存在することが知られてこなかった。
腐葉土」と「枯れ落ち葉」の違いが・・・植物にどう関係するのか削除されてきた。
腐葉土は・・・枯れ葉に窒素を添加して、嫌気性菌を繁殖させ、醸熱を出させて熟成させたもの。
自生地にない多量の窒素を含む。
これを土壌に投入すれば・・・硝酸態窒素好む病害菌が住む土壌になる。
有機農法は・・・逆に病害が大発生するのは・・・この理由である。
自然農法では・・・必ず、野山では・・誰も肥料を与えない、消毒もしない。
それでも植物は健康で元気と・・・説明する。
その理由は、地球の地表は「木材腐朽菌」が支配する場所だからである。
微生物の世界でも「勝ち組菌}「負け組菌」があり、
ピロリ菌とビフィズス菌を考えればよい。
枯れ落ち葉のあるエリアでは、これを分解できない菌では・・・使い物にならない。
繁殖できない菌群で、こういう菌は、木材腐朽菌が作る糖にありついて繁殖している。
城主と家来みたいなものである。
自然農法、EM農法、有機農法は・・・家来菌を・・・主役にするから・・・
胡散臭いと表現されることになる。
肥料、無農薬、不起耕、無除草・・・・について。
肥料。
植物の自生地では誰も肥料を与えない。
窒素。
自然農法では窒素については・・・非常に詳しく説明される。
多くは「緑肥」空中窒素固定菌のマメ科植物を・・・使うようである。
しかし、青い葉を土壌に混和した場合は、無肥料ではない。
前記したように自然界では緑の葉が「落葉」して、土壌と混和することないからである。
自生地には、必ず「雷」が発生する。
空中で静電気がスパークすると「尿素」が固定される。
これを含んだのが「雨水」である。
葉を濡らさない「雨」はない!
だから、葉面散布剤の主成分は「尿素」。
女性のハンドクリームには保湿成分として「尿素」が入っている!
植物の葉の表面も、人間の皮膚も・・・36億年前のDNAである。
その他の菌、木材腐朽菌の菌糸の主成分も蛋白質、多量の窒素を含む。
この死んだ菌糸は窒素源となる。
そういうことで、窒素を与えなくとも山の植物は元気。
しかし、農業は・・・土壌から「収奪」する。
A地点からB地点に・・・窒素を移動する。
当然A地点の土壌から窒素は不足するが・・・少量の収奪では、
雨の尿素でありる場合がある。
リン酸。カリ。その他の養分。
肥料は窒素だけではない。
しかし「奇跡のリンゴ」では、リン酸の説明は・・・曖昧糢糊。
植物の先祖が海から陸上の上がった時、もっとも苦労したのが、
「強烈な紫外線」「乾燥による水不足」「リン酸不足」であった。
輪不足では・・・細胞増殖できないからである。
これは、現在の植物も同じ。
この大切なリン酸の説明が無いようでは、胡散臭い農法といわれても仕方ない。
地球の陸上に自生する植物の約80%は菌根菌根のVA菌と共生する。
この共生理由は・・・この菌の菌糸が広い場所から薄く存在するリンを集積して、
植物の根に供給出来るからである。
だから・・・収奪しない自然の山ではリン酸欠乏は起こらない。
しかし、農業は「収奪」する。
当然リン酸は毎年減少を続けることになる。
「リン酸」は尿素のように・・・天から降ってこない!
無農薬
地球の空間は「無菌」ではない。虫も生きているエリアである。
地球の生き物である。
生命が生まれたときから・・・これをエサにして生きる生物も同時に生まれた。
食うか食われるかの世界が地球である。
当然、植物にも防御成分、組織を作る進化である。
この成分も、組織も原料は光合成でつくられる澱粉と、そのエネルギーである。
光合成が十分でない場合は、当然・・・堅固な防御は出来ない。
ここで重要なことは・・・
地表に枯れ落ち葉、植物死骸が十分でなく、
しかも木材腐朽菌が生息していない場合は、悪環境条件が、
ストレートに澱粉の生産減少になることである。
ところが、前記したように、木材腐朽菌と共生している場合は、
足りない分を、木材腐朽菌が調達して供給し補完するから、
光合成一つの場合より、堅固な防御機能を構築できる。
自然農法では、この木材腐朽菌と炭素源である枯れ落ち葉が欠落削除されているから、
食酢だとか、木酢液だとか、ワサビの成分だとか散布することになる。
胡散臭い・・・という論争が出る。
これは、つまりエネルギーの安全保障の問題である。
日本のエネルギー政策が原発事故で・・・あれこれ・・・しているのと同じ。
エネルギーが無くては・・全てが機能しなくなる!
木材腐朽菌と共生させた農法でも、病気、害虫がでれば・・・・
農業は「経営」だから・・・一定の品質収量を確保するために、
農薬は必要である。
「腹が減っては・・・戦が出来ない」!
まさに・・・至言である。
人類が・・・全員生きてゆくには・・・・空腹には耐えられない・・・動物の悲しい業である。
動物は・・・自分の身体ではエネルギーを作れないからである。
食べて食べて・・・生きなければならない。
無くなれば・・・餓死。
害虫については、自然界では食物連鎖で調和がとれている。
天敵がおり、一つの種が・・・人類のようにのさばることはない。
作物のように一つの植物のみが・・・自生地でないエリアで大群落するというのも少ない
帰化植物、作物は・・・人間が勝手に・・・異郷の地にもってきたもの。
だから、本質的には不適地であることが多い。
不適地では充分な光合成が出来ない。
脆弱な組織しかできない。
更に、作物は人間にとって都合のよいもの。甘くて・・・
虫も、鳥も・・・・ネズミも・・・オイシイ。
不起耕
自然の野山は不起耕である!
地球の表面は、豪雨、山崩れ、津波・・・などで削られない限り、永年・・・そのまま。
何10年、何百年にもわたって、植物の種類は「遷移」しても、
枯れ落ち葉、植物死骸が堆積する。
この項目は良いのかもしれない。
木材腐朽菌が地表の主役になるためには・・・地表が破壊されないことだからである。
何10年も・・・・。
しかし、毎年掘り取る馬鈴薯、サツマイモ、サトイモ・・・では不起耕栽培は出来ない。
農業は収穫することで成立する業だからである。
自生地なら・・・誰も掘り取らない。
地上部を収穫する作物なら・・・可能かもしれないが・・。
無除草
これが難しい。
作物も原種の時は一つの「草」だったからである。
作物が育つ土壌は、同時に草も育つ土壌だからである。
畑は・・・もともとは草が主役のエリア。
雑草から見れば作物の方が「雑草」である。
必ず「光の争奪戦」と養分、水分の争奪戦が起こる。
作物を勝ち組にするのは容易なことではない。
ここで多くの人は・・・夢が挫折。
つまり、草には多年草の「雑草」があるからである。
多年草の雑草が占有優先種に成れば・・・当然、後から植える作物は、
光合成負け組植物である。
作物を勝ち組にするためには、人が助けてやらなければならない。
なぜなら、冬型の雑草は、春には相当生長している。
こういうところに・・・作物の苗を植えることになる。
根ずくまでの間にも、冬型雑草は生長を続けている。
逆に冬型の作物を植えるときは、夏型の雑草が繁茂している所に植えることになる。
当然、光合成に負けてしまう。
必ず・・・植える場所の周りに光が当たるように除草、草刈する必要がある。
雑草生えるのは
草の種子は赤色光発芽種子である。
太陽光の中の赤色光が種子に当たると発芽する。
夏型雑草が秋になり枯れ始め、地面に光が当たり始めると、冬型雑草が発芽始める。
冬型雑草が・・・春に枯れ始めると・・・夏型雑草がはつがを始める。
除草剤を撒いて草を枯らすと・・・地面に光が当たるから・・・直ぐに発芽始める・・・ラウンドアップ。
まとめ。
人間が地球の地表を破壊し、田畑を作った時から自然ではない。
それを、現代になって、行き過ぎた化学農業の対極として、
食の安全、健康の面から・・・自然農法、自然栽培・・・という時流に乗った農法が生まれたが、
本当に「自然」と言えるのか。
10年、20年の時間で、元の自然の生態系など構築できないのは言うまでもないことである。
一部分自然を真似た「疑似自然」でしかない。
なぜなら、自然界は自然から「収奪」をしない循環再生である。
農業というのは、必ず「収奪」という行為がある。
これは光合成で作ったエネルギー産物のみでなく、
リン酸も同時に収奪する。
本当に、50年後同じ土壌で作物が育つのであろうか。
このことを、本もテレビも説明してはいない。
時流に乗った編集企画で・・・刷り込みやすい言葉を用いる。
それが、現在の定番の販売戦略である。
「ブランド化」と「イメージ戦略」。
自然というのは、そんな小手先とは異なるもの。人間を超越したものであろう。
でも、農業は経済である。
そこでは、戦略も必要である。
そういうものに「自然」を冠を付けたがゆえに、胡散臭い・・・何かを感じ取る人もいる。
宗教なら・・・信じるものは救われる・・・・イワシの頭も・・・。
でも、植物の作物では、厳然とした「光合成」という法則の下で栽培している。
現在の慣行農業も、自然農法も自然栽培も、EM農法も。
一番問題なのは・・・
自然農法では慣行農法より「光合成」が減少して、収量が及ばないことである!
慣行農法より多収穫出来れば・・・・
農家の人は・・・皆・・・飛びつく!
国家から見れば・・・自給率も上がる!
TPPの勝ち組農業国になる!
だが・・・・
これを克服できないがゆえに・・・農業という正業が成立しない。
教祖様は講演とか、本とか、高く買ってくれる人いるから・・・カネは手にできるが・・・・。
だから「奇跡・・・」なのであるが・・・
販売戦略の「奇跡」である。
でも・・・こういう戦略は・・・宇井 清太のラン業界では50年も前にやったことである。
皇室まで利用し・・・・ネーミングに使った。皇室献上ラン!
プリンセス マサコ。
マリリンモンロー。
・・・・・
本もテレビも・・・・総動員した。
つまり、ラン業界から見ると・・・農業は・・・販売戦略から見ると・・・・
3周遅れのトップランナーである。
なぜ「奇跡のリンゴ」という・・・・今頃・・・という感じだった。
また・・・疑似販売戦略・・・・パクリ手法。
本屋さんにも・・・・奇跡的な人いない???
だから・・・・本が売れない・・・
それで・・・芥川賞を・・・機関車に仕立てる????
なんか、農業も・・・本屋さんの仕掛けレベル。
お笑い芸人、歌手を売り出す戦略と同じ・・・・。
でも、植物を支配しているのは・・・地中の微生物ネットワークである!
太陽の光である。
自然の法則である。
植物は言うまでもないことだが、人間地球に誕生する前から生きてきた。
イチョウの樹。
一億8000万年前から生きてきた。
現在も・・・・。
この間、イチョウの落ち葉を・・・木材腐朽菌が分解し続けてきた!
たった1本のイチョウが中国で、木材腐朽菌と共生しながら生き続けてきた!
若し、木材腐朽菌がいなかったら化石植物で終わっていた。
人間は、単に、植物の生命力を利用したに過ぎない。
自然を真似て・・・・。
どうせ、真似なら・・・作物植物は原種植物と違うことを容認して、
疑似自然栽培でいいではないか??・
少量の肥料もやる。
農薬も使う。
草もとる。
・・・・・それで植物が喜ぶなら!
木材腐朽菌を使えば・・・モットもっと・・・自然に近い農業が出来るということ。
それが「木材腐朽菌による炭素循環栽培法」である。
日本には化学農業の対極の農法「自然農法」「自然栽培」という農法があり、
岡田茂吉、福岡正信、川口由一、木村秋則・・・が提唱し実行されている。
しかし、そんなに素晴らしい「農法」なら、もっと、もっと普及されてよいのであるが、
逆に「否定」されることも非常に多い。
なぜか???
その理由に的確に「説明しきれていない」ものが含まれているからである。
この農法は「作物」という植物の一部分で行われている。
地球上の植物を想定しての栽培法ではないということである。
それでは作物は語れても「植物」は語れないということが出てくる。
宇井 清太はラン科植物という、植物で最も進化した植物からの目線、栽培から、
この木材腐朽菌による炭素循環栽培法を構築しているが、
「自然農法」「自然栽培」の方法では・・・最も進化植物である「ラン科植物」は栽培不可能である。
そういう不完全な栽培法で構築されているのが「自然農法」「自然栽培」である。
リンゴが作れて・・・ラン科植物が作れない。
同じ植物でありながら・・・・どうしてこういうことが起きるのか。
つまり「奇跡のリンゴ」の自然栽培では・・・欠落しているものがあるから、
最も進化した「ラン科植物」が作れない。
青森の山にも「ラン科植物」は自生している。
ドングリの木の林床で・・・。
奇跡のリンゴ」の木村秋則氏の青森県には35属78種のラン科植物が自生している(沼津俊三 ホームページ参照)
究極の「自然」とは何か。
それは地球上でもっとも進化した「ラン科植物」が自生することが出来る自然である。
つまり、青森県にも78種のラン科植物が自生するほんとの自然があったということ。
だから・・・木村氏が啓示を受けた「ドングリの木」も山にあったのである。
そして・・・木の根元には・・・・ふかふかの土があった。
問題は・・・この場面である。
宇井 清太の木材腐朽菌による炭素循環栽培法では・・・
この木の根元には・・・毎年枯れ落ち葉が舞い落ちて・・・・何年も堆積していた!
という観察の違いである。
つまり「土」ではなく、地表に舞い落ち堆積する「枯れ落ち葉」の違いである。
ふかふかの土を作ったのは・・・・ドングリの枯れ落ち葉と木材腐朽菌である。
この枯れ落ち葉の中に・・・炭素循環の謎があり、エネルギー源が存在する。
枯れ落ち葉から土壌に還る過程に・・・・植物が何億年も生き続けた謎がある。
このところが「自然農法」では削除されている。
このために、共生菌という言葉で無造作に簡単に説明されている。
木材腐朽菌という言葉はどこにもない。
木材腐朽菌が青森の豊かな森を、林を作ったのであるが、
この菌が削除されている場合は、「自然」ではない。
なぜなら、リンゴの原種は、天山山脈で、この菌と共に生き続けてきた植物だからである。
菌の種類も、菌が繁殖するための「エネルギー源」が説明不明になる。
マメ科植物の根粒菌、緑肥ということが土壌を肥沃にさせると説明される。
この緑肥は「窒素循環」であって「炭素循環」ではない。
窒素という元素は、植物のエネルギー源の元素ではない。
植物の生長促進元素である。
だから・・・緑肥を入れた土壌では・・・最も進化した「ラン科植物」は生きられない。
本当の自然ではないからである。
「疑似自然」である。
自然農法ではなく「疑似自然農法」である。
自然界で・・・緑の植物が地中に埋没、混和することはほとんどありえない。
緑の葉には多量の窒素が含むから・・・古来「緑肥」と呼んできた。
緑の葉は土中に埋めた時点から「有機物窒素肥料」である
この緑の葉をエサにする微生物ではラン科植物は生きられない。
このリンゴ畑に生えている植物の種類と名前。
草には「夏型雑草」と「冬型雑草」があるが・・・・・
放任場合、冬型雑草は・・・7月ごろ・・・枯れる!
リグニン、セルロースが主成分の植物死骸である。
これを分解できるのは木材腐朽菌のみ。
緑の葉には・・・木材腐朽菌が繁殖しない。木材腐朽菌は好気性菌。
窒素が含むから・・・植物酵母菌などが繁殖する。嫌気性菌である。
夏型雑草が枯れるのは青森県では晩秋。
この時期はリンゴの葉も・・・枯れ落ち葉になる。
この植物死骸とリンゴの枯れ葉が・・・木材腐朽菌によって分解されるのが5月ごろから・・・
この緑の葉と枯れ葉の分解の違いが・・・どうも判然としない。
草刈というものは・・・自然界にはないからである。
枯れるまで・・・生き続ける。
この緑の組織を分解させて・・・ヒョウタン、クズ布、へちまタワシ・・・を作る。
水に浸けると、葉緑素を含む組織は嫌気性菌で腐敗して腐り解ける。
残るのは嫌気性菌で腐敗しないリグニン、セルロース。
これがヒョウタン、タワシ、クズ布になる。
つまり、水の中には好気性菌の木材腐朽菌がいないか、活動できないからである。
菌の分解能力を利用したものであるが、青草を刈り取る・・場合は、
これと同じことで、緑の組織は・・・・腐敗発酵し、やがて窒素肥料になる。
窒素循環。
だから緑肥というのであるが・・・。
そうして作られた土壌は・・・自然界の土壌ではない。
自然農法、自然栽培で・・・・説明困難になるのは、
この好気性菌の木材腐朽菌が欠落しているからである。
これまで、農業、園芸、植物栽培で、木材腐朽菌を取り上げたものはない!
全部、腐敗発酵する嫌気性菌である。
あげく・・・光合成細菌まで。
この菌はヘドロの腐敗した中に生きる嫌気性菌である。
これを陸上の土壌に施与することまで・・・
土中の光のないところで・・・なんで光合成細菌が生きて・・・繁殖できるのか???
EM菌を使用した自然農法まであるけれども・・・・非常に「胡散臭い」。
光合成というのは光があるところで行われる!
光合成細菌は暗黒の状態では・・・活動出来ない細菌である。
土中は暗黒である!
地表には光が当たるが・・・地表には紫外線が降りそそぐ・・・。
紫外線は殺菌光だから・・・光合成細菌は活動出来ない。
こういう胡散臭い微生物おも・・現代農業で取り上げるものだから、
何が何だかわからない栽培法が流布する。
みな・・・まことしやか!
地球の陸上の地表には窒素のない「枯れ落ち葉」と「植物死骸」が堆積する。
木村氏は・・・ドングリの根元の枯れ落ち葉をかき分けて・・・「土」を掘って・・・口に含んだ。
木村氏が見落としたのは「枯れ落ち葉」とこれを分解する「木材腐朽菌」である。
自然農法、自然栽培に欠落しているのは、
「枯れ落ち葉」{植物死骸」のリグニン、セルロースと、これを分解できる「木材腐朽菌」である。
これが欠落しているから・・・光合成を説明できない。
なぜ8年も花が咲かなかったか説明できない。
なぜ8年間も・・・樹勢が回復しなかったのか???
この期間、どんな葉が付いていたのか、新梢がどのくらい伸びたのか・・・不明である。
全然葉が無かったら生き続けることはできない・・・それで食酢、ワサビ抽出液で・・・葉を確保。
それで突然8年目に・・・一斉に花が咲いた???
こういうことは・・・アリエナイ。
リンゴの花は、枝に貯蔵された前年の光合成エネルギーで花開く!
だから・・・生け花の「枝もの」は・・・水と温度で咲かせる。
ヒヤシンスの水栽培も同じ。
突然・・・前年に大量の澱粉が蓄積されるほどの光合成が・・・本当に葉で生産したのか???
でも、リンゴ栽培は、花を出荷する「花栽培」ではない。
受粉して・・・その後150日も・・・葉で光合成して・・・そのエネルギーで果実を肥大させて、
そういうことをリンゴの樹は行わなければならない。
この期間をどうするかが・・・問題なのである。
しかし・・・映画は・・・所詮・・・作り物。
リンゴ作りやったことのない連中が・・・感動作りを行う。
映画のストーリー、映像としては、観客が感動するが、
なぜ8年なのか・・・・光合成の理論からの説明はない。
この「奇跡のリンゴ」を書いた人、植物、農業を全然知らない人。やったことない人。
最も、それが如実に現れるのが・・・この花のことである。
この人、一年草植物と多年草植物の花のこと混同している。
果樹のような樹木の場合、無肥料、無消毒で樹が衰弱した場合は、
「死に花」を多く咲かせて・・・枯死する。
最後のあがきで・・・枝にある養分をほとんど使いきって花を咲かせる。
これは桜でも、桃でも、サクランボでも・・・同じである。
こういう樹の根に肥料を急遽与えても・・・・
果実を立派に肥大させる光合成を行う葉にはならない。
だから、果樹栽培は、リンゴでも、梨でも、サクランボでも・・・三年後を夢にして仕事する。
石の上にも3年・・・。
良い言葉である。
木村氏は・・・この3倍の8年・・・。
だから、この長期間の努力に・・・観衆は脱帽して感動するのであるが・・・。
原種でない園芸種のリンゴが・・・8年後・・・奇跡的に復活、よみがえった!
樹が元気過ぎると・・・花は咲かなくなる。
強剪定したときとか、若い木の場合である。
「桃クリ三年、柿八年」。
人間の女で言えば・・・成熟して妊娠できるまでの年月である。
花は植物の生殖器である。
苗木を植えてから・・・実が成るということは・・・子孫を残すということ。
農家が収穫出来るという意味で・・・果樹の木は花を咲かせるのではない。
一年草なら・・・植物が元気でない場合は・・・全然咲かないということも出てくるが・・・・
ここのところが科学的に証明されないまま・・・自然栽培法が構築されている
リンゴは「多年草植物」である。
光合成の継続で多年草は生きている。
樹木は年輪を見れば・・・解る。
突然ということは有り得ないからである。
一年で体質改善ということは有り得ない!
8年の間に・・・地表で何が起こっていたのか。
それが・・・光合成に・・・どう関係しているのか。
年輪から調べる必要がある。
木村氏は・・・自然から学べと・・・教えているようであるが・・・・
ドングリの木が毎年舞い落す「枯れ落ち葉」も「木材腐朽菌」も見なかった。
気が付かなかったようである。
リンゴの花が咲くまでの春からのエネギーは、前年の蓄積である。
だから・・・花が咲いたから・・・本当は喜んでおれないのが果樹作りである。
それが受粉して・・・大きく肥大するには、花以後のエネルギーである。
果樹は、実を肥大させる他に新梢を伸長させ、葉の枚数を増大させ、
更に次年度のエネルギーまで蓄積しなければならない。
リンゴ栽培の名人は・・「半分老化」させて「半分若さ」を維持持続できる人である。
これを、剪定と肥料で調節してきたのが慣行農法である。
光合成と肥料と水分のバランス。
落ち着いた若さ!
こういう状態にしないと、毎年安定したオイシイ果実は獲れない!
そうでなければ、必ず「隔年結果」が起こる。
そういう技術を持っていても・・。
でも・・・自然は優しくはない。
最適な自然環境など・・・無い。だから・・・農業は難しい。
最後は太陽の恵みで・・・・それでも植物は生き続けてきた。
ここの解釈が・・・・自然農法が本当に正しいのか・・・ということ。
この生きるためのエネルギーを作るのが、これまでの植物理論では、
全て葉による「光合成」由来のエネルギーである。
だから、葉を保護するために「農薬」を散布する。
肥料を与えるのも、農薬を撒くのも・・・葉を多く確保して・・・エネルギー確保のためである。
これを全然「無」にすると・・・どうなるか。
ほとんど「葉」が「無くなり」・・・エネルギー作ることが出来ない。
枝にはエネルギーが蓄積されない・・・。
こういうことが起こるから、慣行農法では・・・農薬を、肥料を使ってきた
でも・・・・
自然界の樹木は・・・肥料も、農薬も使わないのに・・・・生き続ける・・・。
これを真似て・・・農業に導入する。
しかし・・・これでは「木を見て山を見ない」こと。
作物は原種ではないこと。
地表に堆積している「枯れ落ち葉」と「木材腐朽菌」が削除された考えだからである。
木村氏の理論にも・・・削除されている!
だから・・・・多くに「否定」が出てくる。
エネルギー調達に大きな疑問が出てくるからである。
8年も無収穫では・・・経営は出来ない。これを乗り切った姿が美談として・・・いるが。
リンゴの木の立場からすれば・・・・何にもわからない人。
そのように言われた人であろう。
何処見ているんだよ!
つまり、この講座を見ている人は、宇井 清太が何を言いたいか即座に理解できよう。
「植物は光合成エネルギーのみで生きているのではなく、
木材腐朽菌が、枯れ落ち葉、植物死骸の高分子炭水化物の
リグニン、セルロースを分解し、 低分子の糖を作る。
多くの植物は木材腐朽菌と共生することによって、
菌糸から糖の供給を受け、光合成の不足分を補完して生き続けている」。
このことが、宇井 清太のランの無胚乳種子の発芽試験によって解明された。
この発見は、これまでの自然農法が生まれた時代にはなかった。
だから、自然農法では説明できない場面が出て・・・胡散臭い・・・となる。
光合成を阻害する要因
○ 気温高温
○ 夜間の高温
〇 低温
〇 積雪
〇 土壌温度 高温、低温
○ 強い光
○ 弱い光
○ 強い紫外線
○ 日照不足
○ 日照過剰
○ 強風
○ 無風
〇 空中湿度不足
〇 空中湿度過剰
○ 土壌水分不足
○ 土壌水分過剰
○ 豪雨・
○ 多雨
〇 窒素不足
〇 窒素過剰
〇 リン酸過剰
〇 リン酸不足
〇 微量要素不足
〇 病害虫
〇 害獣
〇 共生菌なし
〇 強酸性
〇 強アルカリ性
〇 排水不良
〇 土壌団粒構造不足
〇 有機物不足
〇 連作
〇 アレロパジー物質蓄積
〇 雑草
〇 薬害
〇 老化
その他にもあるかもしれない。
こういうことが日常に起こるのが地球の陸上の自然である。
それに耐えて生き続けてきたのが植物である。
阻害要因から・・・どうやって作物を護るのかが農業技術である。
自然農法???
自然という言葉を使うこと自体・・・胡散臭いというのは、
上記の阻害要因を排除するには、何らかの対策を人間が行う必要があるからである。
何か、人を馬鹿にしたような・・・自然・・・言葉遊び。
出来もしないのに。
阻害要因を出来るだけ削除すれば・・・光合成が多く行われ収量が多くなる。
慣行農法は、先人の知恵が各所の込められ、農業は成立してきた。
しかし、どうやっても・・・自然環境下ではベストに出来ない。
自然界の植物では、何も対策を取らないで3億年生きてきたのか????
そんなことはないだろう???
宇井 清太の研究の原点は、ここにある。
光合成が減少したとき・・・それを補完するエネルギー調達ルートを構築。
そういう仕組みが・・・絶対におある!
そういう仮説で研究してきた。
非常に幸運だったのが、宇井 清太はラン作りだったこと。
ランの種子は胚乳という貯蔵エネルギーを具備しない・・・無胚乳種子だったこと。
エネルギー源の炭素を・・・木材腐朽菌の菌糸から調達していた!
これが解ったので・・・
木材腐朽菌による炭素循環栽培法が生まれた。
他の炭素循環栽培法では・・・この低分子「糖」が欠落している!
この木材腐朽菌の糖のところが「特許」。
著作権である。
著作権は宇井 清太が死んでから50年有効。
そういうことで、NHKもラン栽培の放送を止めた。
これまでの放映してきたラン菌削除栽培法は・・・自然の法則から越脱していたからである。
今後、木村氏が・・・このことに触れたとき、著作権を侵害したことになる。
だから・・・こういう発明、発見が現れると、
これまでのことは一挙に過去のものとなる。お蔵入り・・・・。
科学というのは・・・そうして進歩してきた。
これを保守するには・・・「宗教手法」で持続させる作戦がある。
だから・・・自然農法は・・・ほとんど「宗教農法」になる。
信ずるものは救われる!
宇井 清太の発見は、これは奇跡ではなく・・・革命である。
これまでの人は、ランを知らないから、この世に「無胚乳種子」があること知らない。
そういうことで、枯れ落ち葉の中で構築されている、
エネルギーをめぐる微生物ネットワークがあることを発見できなかった!
つまり、悪条件になった時のエネルギーの問題。
原発事故起きたとき、停電、ガソリンがナイ、燃やすものが無い・・・。
こういう状態が・・・・
慣行農法から・・・・突然自然農法に切り替えたとき、畑では・・・こういうことが起こる。
同じように光合成が出来ない状況に陥る。
この場面で、自然界なら、地表に木材腐朽菌を頂点にしたネットワークがある。
突然では・・・これが無い。
ストレートのエネルギー不足になる!
肥料切れの弱弱しい葉は、害虫、病害菌の猛攻を受ける!
自然農法無残で挫折。
この説明がない木村秋則の「自然栽培」は必ず破綻する。
継続的に可能な「エネルギー」を確保できないからである。
必ず「隔年結果」を起こす!
これでは経営出来ない。
事実、木村氏の奇跡のリンゴ園」は・・・安定した収穫になっていない。
光合成でせいさんされるエネルギー量が不安定だからである。
自然は植物、リンゴにとって優しくはないからである。
日本列島の夏は、自生地よりも高温である。
青森でも高い。
地球温暖化で・・・益々夏負けする。エネルギー不足である。
リンゴに適さない気象条件の年には・・・必ずエネルギー不足が起き、
それを補完するシステムが・・・地表、土壌に構築されていないからである。
収量に大きな差が・・・年によって出てくる。
この理由を木村氏の自然栽培では説明できない。
その理由で、暖地における果樹栽培では、特にこの農法では「夏負け」する。
この栽培の盲点は・・・慣行農法から切り替えたときの「夏負け」である。
自然界の地表は・・・急激に変化することはないからである。
災害でも起こらない限り・・・。
畑では急激に移行してはならない!
人間は・・・セッカチ。
これで、木村氏は・・・苦労した!
自然界では・・・木材腐朽菌ネットワークが構築された地面で種子は発芽して大きくなるが、
畑では・・・そういう生態系になっていない。
成木畑では・・・・生態系を作るのに・・・最低でも・・数年を要する!
農家は・・・それに耐えられるか!
緑肥を入れたくなる。
これを行なえば・・・木材腐朽菌は繁殖できない。
緑肥を入れたとたんに「自然栽培」ではない。菌が異なるからである。
自然界の地表には糖を作る木材腐朽菌を主役とした微生物ネットワーク構築されてりる。
農業では、植物には胚乳を持たない「無胚乳種子」があることを知らない。
ラン科植物は全て「無胚乳種子」である。
この種子が発芽するのは・・・・木材腐朽菌と共生し、糖の供給を受け、
このエネルギーで発芽している。
更に、植物には葉を持たない「腐生ラン」「腐生植物」まで存在する。
こういう植物が自生する場所が自然界なのである。
青森県にもラン科植物が78種自生している。
枯れ落ち葉の中に。
なぜ、こういうことを書くかというと・・・
リンゴの原産地は「天山山脈」・・・・
非常な乾燥地と冬は寒い地である。
こんなところに2m、3mの胴回りのリンゴの原木が自生している。
ここでリンゴの木が生きるには・・・己が舞落した「枯れ落ち葉」も無駄にできない!
これを無駄なく有効利用して・・・再生循環して・・・命を繋いできた。
リンゴの根は「直根」がほとんどなく、主根は・・・地表近く横に這っている!
宇井 清太も昭和30年代50アールのリンゴ園を栽培した。
戦前からのリンゴ園である。
旭の巨木・・・もあった!
戦前は・・・農薬がなったから・・・ほとんど〈無農薬」。
タバコの葉から抽出した「ニコチン剤」が・・・・有機リン剤が出るまでの主要農薬。
機械油乳剤、硫黄合剤・・・・ボルドー液・・・。
リンゴに木を掘って・・・更地の畑にしたから・・・リンゴの巨木の根を知っている!
同じところに・・・明治初期に政府が輸入したサクランボの「原木」もあった!
そういうことで、「草生栽培」も行った経験がある。
そういうことで、サクランボの根も、リンゴの根も横に這っている!
なぜか・・・???
サクランボの原産地はトルコ。岩盤は石灰岩。表土は浅い。
こういう土壌は天山山脈も同じ。
サクランボもリンゴも・・・・枯れ落ち葉が堆積する地表近くから・・・養分、水分を吸収する。
だから地表近く横に張る。
枯れ葉を分解する木材腐朽菌は好気性菌。
厳しい乾燥が続くときは・・・木材腐朽菌の菌糸がリンゴの根に「水分」を供給する。
木材腐朽菌を共生する菌根菌」にすることでリンゴは過酷な地で生き続けてきた。
ところが、日本は「多湿」の国。
まるで環境が違う。
そういうことで、これまで、リンゴと菌根菌は・・・考えられたことはない!
耕起する果樹畑では・・・木材腐朽菌も地表に生息しないし、
菌根菌となって根に共生することもない。
植物が菌根菌と共生するのは劣悪な土壌条件下である。
日本の果樹栽培で、欠落しているのは、この「菌根菌」と「共生菌」の研究である。
枯れ落ち葉と木材腐朽菌の共生菌とリグニン、セルロース由来の糖。
このとうの供給という・・・・
この宇井 清太の栽培理論で説明すれば、8年間も花が咲かなかった理由が無造作に説明できる。
慣行農法の畑には「枯れ落ち葉」も「木材腐朽菌」もなかったから、
虫食いの葉、病気の葉では十分な光合成が出来なかったために、エネルギー不足。
「夏負け」。
リンゴにとって・・・日本の夏は・・・「夏負け」と戦わなければならない。
光合成が十分に出来ないからである。
だから・・・夏涼しい・・・梅雨も短期間の青森が主産地になった!
この夏を越すためのエネギーが不足した。
つまり、自然を真似たつもりが・・・地球の地表の生態系が無いまま・・・8年経過したということである。
こういうことは信じられないことであるが・・・本の通りだとして・・・考えると・・
なぜ8年後花が咲いたか???
その理由は「無起耕」と枯れた草があったために・・・・少しづつ・・・・・
畑の地表に・・・・植物死骸のリグニン、セルロースが堆積し、木材腐朽菌が生息するようになったからである。
光合成の澱粉と、木材腐朽菌が供給する糖の二つのエネルギーで、
徐々にリンゴの木が健全で充実して・・・自然化の樹木に似た体になったからである!
そうすると・・・葉の組織が丈夫になり、病害菌、害虫に対する防護成分も多くなる。
山の植物の葉と同じような状態になった。
でも・・・突然・・・どの樹にも・・・花が満開というのは・・・いかがなものか。
全部の樹が「死に花」咲いたというであれば・・・あり得るが・・・
でも、こういう花に・・・売れるようなリンゴは成らない!
だから・・・・否定の人が多く出る!
アリエナイ。
問題は・・・農業で最も大切な収量であるが・・・経営が成り立つ収量にはならない!
農業は「収奪」するからである。
枯れ落ち葉の分解養分、エネンルギーでは、収奪を補完できない。
ここに難しさがある。
ここで肥料を与えれば・・・「自然栽培」ではなくなる!
収量が極端に減る年が出てくる!
これでは農業経営出来ない!
この場面で・・・販売上の「仕掛け」が必要になる。
リンゴ1個1000円、10000円でも買う客を見つければ・・・良いことになる!
信者の寄付で・・・理論を維持普及ということになる。
それが木村氏の「奇跡のリンゴ」の根幹である。
この本は農法の本ではない。
販売戦略の「本である」!
マスメディアを・・・動員した・・・・。
以上ことから結論付けると・・・
木村秋則の「自然農法」は・・・・自然ではなく「偽自然農法」である。
宇井 清太の木材腐朽菌による炭素循環栽培法が・・・正しい自然農法かもしれない。
これを農業に使う場合は・・・・あくまでも数年起耕しない多年生植物、作物である。
なぜなら、畑にに木材腐朽菌の生物ネットワークを構築するには数年を要するからである。
半年、一年で掘り取る、収穫する一年草作物では・・・成果を見ることはできない。
自然界というのは、そういう時間で形成されている。
「腐らないリンゴについて・・・。
木村秋則の「腐らないリンゴ」が・・・ネットをにぎわしている。
こういうバカバカしいのに宇井 清太が付き合っておれないのであるが、
乗りかかった船だから記すことにする。
そもそもリンゴの木になぜ、リンゴがなるか・・・を考えればよいこと。
「種子」を実らせ子孫を残すことである。
消費者の皆さんから食べてもらいたくて成っているのではない。
自然界では・・・リンゴは枝から・・・畑の地面に落ちる!
家の中、作業小屋の中に落下するのではない!
その地面にはリンゴの「果肉」表皮」をエサに生きている植物酵母のような細菌、微生物がいる。
リンゴは巧妙である。
すぐに腐ったのでは・・・種子を遠くの場所に散らすことはできない。
どうするか?
鳥、動物に食べてもらって・・・遠くで「排泄」してもらう。
それには・・・長い期間・・・形状を保った状態にすること。
秋にリンゴが熟せば・・・・自生地の天山山脈の冬は長く・・・非常に低温で乾燥。
この期間、鳥、動物にとって食料は枯渇する。
リンゴは・・・ここに目を付けた。
同じバラ科植物の梅、アンズ、桃、梨、洋ナシ・・・・短期間で腐熟する。
リンゴは・・・長期間「腐熟」しない。
鳥、動物に食べられない場合も想定して、その時は植物酵母菌などエサとして・・・
種子の周囲の果肉を与える代わりに・・・・果肉の成分を分解し・・・地面に浸み込むようにしている。
種子の周りには・・・オイシイ「ペクチン」を多量に含ませている。
このペレクチンが洋ナシのペクチンと違って・・・老化しにくくなっている。
更に、果肉の中から種子を露出させ、発芽できるようにしている。
春、温度が上昇するまでの間に・・・果肉がほとんどなくならないと・・・発芽できない!
上記の植物は・・・そういうことで早く「腐熟」する。
果肉の中の「ペクチン」が異なるのである。
洋ナシのラ・フランスなどは・・・もぎたてがカチカチ。
後熟させると・・・果肉は「ドロドロ」。
この後熟という技術は・・・果肉にペクチンが老化することである。
そういうことで、この腐らない実験というのは・・・・
梅、アンズ、桃、洋ナシ、柿・・・などの・・・ドロドロになるペクチンを持った果実でも、
実験する必要がある。
リンゴの果実というのは「バラ」の果実と似ており、長期間「腐熟」しないようになっているからである。
動物と植物の・・・深い関係である。
子孫を残すための・・・技巧である。
腐らないリンゴ、果肉がなくならないリンゴでは・・・種子が発芽できないではないか。
そういうことで、動物から食べられるようにしたり、微生物によって腐敗するようにし、
果肉由来の成分が、発芽したときの養分になるようにしているのである。
動物の排泄物に種子が混じれば・・・排泄物は養分となる。
子が健やかに育つようにするための「親心」である。
ラン科植物は胚乳をも子に与えなかった・・・冷たい親である。
だから・・・糖を作る木材腐朽菌と共生することを・・・種子は考えた。
話がそれたが・・・・
本当に「腐らないリンゴ」では種子が発芽できないではないか!
この「腐らない」という表現も、どんな場所で腐らなかったのかも分からない!
つまり・・・本を売るための・・・・農法を普及させるための「イメージ戦略」であろう・・・・。
でも・・・微生物の力は・・・そんなものではない。
必ず・・・分解する!
鉄さえ・・・腐らす!
植物が・・・そんな馬鹿なことをするわけはない!
腐らない植物が地球上に・・・本当にあるのか????
でも・・・リンゴの周囲の空気が・・・30%の室内であれば・・・・
果実の表面に付着した微生物は繁殖できないが・・・・地面にはそういう条件はない。
こういう場合、細胞内の水分、ペクチンは・・・少しづつ果皮表面から蒸散する。
空中湿度が明記されていないので・・・・イメージ戦略の言葉。
エチレンが作用して「腐らないリンゴ」が生まれた???
腐らないリンゴになる理由として、
自然栽培のリンゴは病害菌から侵される場面が多い。
リンゴはエチレンガスを発生させる。
このエチレンガスは、リンゴが病害菌の侵されたり、損傷を受けると、
エチレンが生成され、これらに対する防御応答を誘導する。
エチレンにより抗菌作用を持つタンパク質が作られ、腐敗させる菌の感染を防ぐ防御機構がある。
エチレンは気体なので、隣接する果実に対しても作用し、防御機能を誘発する。
つまり、リンゴが何個かあって、1個に少し病気がかかった痕跡があるとか、
損傷していた場合、このリンゴからエチレンガスが発生し、
周囲に置かれたリンゴに防御機能を誘発させ、微生物の繁殖を抑制する。
こういう場合は、周囲に置かれたリンゴは「腐らないリンゴ」になる!
自然栽培リンゴには、花が終わった時期から成熟するまでの約150日間、
常に病害菌との戦いである。
熟する前の若い果実では、果実の一部に病気がかかっても、防護機構でそのまま成熟する。
こういうリンゴと健全なリンゴが、同じ場所のおかれた場合、
健全なリンゴは・・・長時間保存の効く「腐らないリンゴ」に・・・表現される。
エチレンガスの働きである。
こういうことを知らない人が・・・・本の編集者になると・・・
イメージ戦略で・・・言葉を弄ぶことになる。
「奇跡のリンゴ」「腐らないリンゴ」。
消費者を・・・・馬鹿にした言葉である。
もう一つの場合。
国立博物館の温度、湿度コントロール。
国宝などを収蔵する博物館にとって、最も重要なのが「微生物」問題である。
これを防ぐために、博物館ではお温度20℃、湿度50%にコントロールする。
この条件下では微生物は繁殖できない。
リンゴを、こういう状態で放置し場合「腐らない」で、ドライフラワーのようになる。
右のリンゴ写真は、国立博物館の空調の・・・温度、湿度と似た条件で放置して60日後のものである。
「腐らない」!
だんだん水分が少なくなった・・・・神棚の鏡モチ・・・の湿度になった時。
表面に少し「アオカビ」が発生する。
この状態は・・・「鰹節」の「カビ付け」と同じ状態。
アオカビの菌糸が組織から水分を吸収して・・・カチカチの脱水状態になる。
アオカビの菌糸による「乾燥法」である。
リンゴの鰹節。
この状態になると・・・「リンゴは腐らない」で・・・乾燥する!
この試験に使用したリンゴは・・・普通に栽培されたリンゴ。
こういうリンゴでも・・・温度と湿度が適当であれば・・・リンゴは腐敗しない。
自然栽培のリンゴが・・・・特別なリンゴではない。
、
自然栽培で作ったりんごなら・・・・自然の法則にしたがって・・・・
枝から・・・地面にリンゴを落すして実験しなければならないではないか!
室内で・・・実験とは・・・・。
地面でも「腐らない」なら・・・・これは・・・・宇宙的大発見であろう。
青森の木村自然農園のエリアに「火星」がある???
UFOに遇った人だから・・・そういうこともあるのかもしれないが・・・・。
なんか、こういうものが・・・素晴らしい農法と・・・・いわれるところに、
「食と農」の危機があるのかもしれない。
自然の中で生活しているのに・・・・
現代の日本の危機は・・・農業に、自然に盲目になっている所にあるのかもしれない。
一本のリンゴの木が生きるのも・・・原発も・・・・・エネルギーが共通事項である。
宇井 清太による木材腐朽菌による炭素循環栽培法は、
自然農法、自然栽培などを越えた世界最先端の「理論である。
光合成を補完する糖の存在。そして糖供給ネットワークの存在が、
「ラン科植物」を指標植物にしたことで」解明された。
考えてみれば、植物の3億年の歴史において、エネルギー源が、
光合成の澱粉一つで生き続けてきたということは考えにくいことである。
エネルギー調達ルートを複数持つことが生命の安全保障に絶対必要である。
この植物の「備えあれば憂いなし」・・・・という進化が、
人類にも移入していると想えなくもない。
生物が生き続けるには共通のものがあるはずである。
その一つがエネルギー調達ルートの複数化であろう。
日本も植物を真似て・・・石油、石炭、再生可能エネンルギー、液化天然ガス・・・原発・・・で、
維持しているが・・・・。
kouza 4as